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イッティWEBスタッフの制作ブログ

写真素材のデジカメ撮影基本

撮影予算が確保できないお客様のために、写真素材を撮影しよう!って記事です。

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カメラの基本をマスターすると、ウェブサイト制作で必要な写真素材も自分で撮影できます。
社員の写真や、インタビュー風景の写真など、予算が確保できにくい時には役立つと思います。

理論的なところは無視して「手っ取り早くプロっぽい写真を撮影しよう」といった解説になるので、カメラマンの方には「う~ん」と思うところもあると思いますが、大目に見てくださいな。

絞り(F値)

レンズの穴を大きく開けたり、小さくしたりして、光の量をコントロールします。
絞りを開くと、明るい写真になりますが、ピントが合うところが少なくなります。逆に、絞りを絞り込むと、写真は暗くなりますが、ピントが合うところが多くなります。
遠くを見るときに、目を細くするとピントが合いますよね。それと同じ原理です。

F値

絞りは「F値」といいます。
ファインダーに「F2.8」と表示されたり、レンズに「F1.4~F22」などと表示されています。

F値は、少ない数字の方がレンズが開いていて、大きな数字の方が絞り込まれている事になります。逆ってことです。
一概には言えませんが、F値4のレンズより、F値2.8のレンズの方が高額です。それだけ絞りが開放できるからです。

カメラの設定

カメラの設定を「M(マニュアル)」または、「AまたはAV(絞り優先モード)」にすると、絞りをいじることができます。
Mは「絞り」と「シャッタースピード」を操作できます。
Aは「絞り」を操作できますが「シャッタースピード」はカメラが決めます。

絞りを開いた撮影(F値を小さくした撮影)

光の量が増えるので、早いシャッター速度で撮影でき、手ブレが防げます。
動きのある被写体の撮影や、ピントが合う領域が狭くなるので、ボケを生かした撮影ができます。

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絞りを絞った撮影(F値を大きくした撮影)

光の量が少なくなるので、シャッター速度を遅くなり、手ブレが発生しやすくなります。
ピントが合う領域が広くなるので、全体的にピントを合わせた写真を撮影ができます。

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シャッタースピード

絞りとは違った方法で、光の量を調整する方法がシャッタースピードです。

シャッタースピードが早いと、光の量が少なくなります。逆に遅いと光の量が多くなります。
また、シャッタースピードは光の調整のほか、動きのある被写体をブレなく撮影したり、夜景で車のライト線が走った写真を撮影する際などにシャッタースピードを調整します。

シャッタースピード

カメラの設定

「M(マニュアル)」または「SまたはTV(シャッター優先モード)」を選択します。
Sは「シャッタースピード」を操作できますが、絞りはカメラが自動調整します。

シャッタースピードが早い撮影

動いている被写体の瞬間を撮影する場合や、手ブレしにくいので望遠での撮影にはシャッタースピードを早くします。
シャッタースピードが早い場合は、絞りを開いていることが多いので、ピントが合う領域が狭くなります。手前だけにピントが合って後ろはボケている写真が撮影できます。

シャッタースピードが遅い撮影

動いている被写体の残像も撮影する場合や、夜景で車のライトの残像を撮影する場合にシャッタースピードを遅くします。
シャッタースピードが遅い場合は、絞りを絞り込んでいることが多いので、ピントが合う領域が広くなります。全体的にピントを合わせた写真が撮影できます。

ISO感度

ISO(イソ)感度と言います。
光の感度を調整できます。「絞りと何が違うんだ?」と思いますよね。ISO感度は、絞りやシャッタースピードを使った光の調整を助ける設定になります。

例えば、光量が少ない夜の撮影では絞りを開放しても暗い写真になってしまいます。そこで、ISO感度を上げて光量不足を補うわけです。
フィルムではISO400や、ISO800などとして売られています。

ISO感度を上げた撮影

感じ取れる光量が上がるので、暗い場所での撮影ができます。また、シャッタースピードを早くできるので、動きのある被写体をブレなく撮影できます。

ISO感度のデメリット

ISO感度を上げると、写真にざらついたノイズが発生します。
基本的にはライティングで十分な光量を確保して、ISO感度は低くして撮影した方が綺麗な写真に仕上がります。

露出補正機能

カメラの露出を調整することができます。
絞り優先(Aモード/AVモード)、シャッタースピード優先(Sモード/TVモード)の場合、カメラが最適な露出にしてくれますが完璧ではありません。そこで露出補正機能を使って最適な露出になるように調整します。

暗い写真をフォトショップやライトルームで補正しても良いのですが、撮影段階で最適な露出でキレイな写真にしておくことで、その後の作業も楽になります。

白い被写体

白い被写体を撮影すると、カメラは「明るい物がある」と認識して、写真が全体的に暗くなります。
露出補正で+1明るくすると、白く撮影できます。

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黒い被写体

黒い被写体を撮影する場合、写真が全体的に明るくなり過ぎます。
露出補正で-1暗くすると、黒が引き締まった写真を撮影できます。

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施設の撮影

レストランの店内や、室内などが分かりやすい写真が必要な場合、全体的にピントがあっているほうが良いので、下記の手順で撮影します。

  • 光量の確認。
    ライティングができない場合、どれぐらいの光量かを確認します。
    また、室内のライトに合わせて、カメラのホワイトバランスを設定します。例えば、蛍光灯の場合は、カメラのホワイトバランスを蛍光灯に設定します。
  • カメラをM(マニュアルモード)、またはA(絞り優先モード)にして、レンズをできるだけ絞り込みます。
  • テスト撮影をおこないながらシャッタースピードを徐々に遅くに調整していきます。
  • 光量が足らず、手ブレや暗くなる場合は、ISO感度を上げていき、撮影します。

インタビューで答えている人物の撮影

人物は動いているので、ブレないように撮影するには下記の手順で撮影します。

  • 光量の確認。
    室内の明かりに合わせてホワイトバランスを設定します。蛍光灯と窓からの太陽光がある場合、窓を閉めて太陽光を遮断します。
  • 人物が座っている場合、膝やテーブルに白い紙を並べて、下から光を反射させます。顔の印象が明るくなります。
  • カメラをM(マニュアルモード)、またはS(シャッター優先モード)にして、シャッタースピードを早くします。
  • シャッタースピードが早いので、絞りは開放されて明るくなるので、ピントが合う領域が狭くなります。人物が複数いる場合は、ボケている人物がいないように、ISO感度を上げて、絞りを絞り込みつつ撮影します。

まとめ

露出(絞り、シャッタースピード)が分かれば、それなりの写真が撮影できます。
絞り、シャッタースピードをいじって「明るさ」「ピントの深さ」「ボケぐあい」を調整して、ダメならISO感度を調整するだけです。
あとは、被写体に合わせて「露出補正機能」と「測光モード」を調整できると、PCでの補正作業も少なくなります。

撮影には、コンパクトな三脚と、ストロボ用のコンパクトなディフューザーがあれば用意したほうが良いです。どちらもコンパクトなので場所は取りませんのでオススメですよ。

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