リリース、ローンチ、サービスインの意味や違い、正しい使い方は?
ウェブ業界で使われる用語「ローンチ」「リリース」「カットオーバー」「デプロイ」などをご説明します。いずれもサービスが開始される時に使われる業界用語ですが、微妙に違ってきます。
ウェブ業界用語の「リリース」や「ローンチ」「カットオーバー」など、分かりづらいですよね。
大雑把に言うと、どの言葉もホームページの公開や、ウェブサービスが開始されたことを言います。
リリース
一般的によく使われる言葉ですよね。
ホームページの公開や、ウェブサービスが開始された時に使われます。
例えば「自社のサービスが7月7日にリリースされます」「ホームページのリリースは7月7日になります」などと使われます。
サービスイン
リリースと同義語です。
ホームページの公開や、ウェブサービスが開始される時に使われます。
例えば「当社のマーケティングサービスが7月7日にサービスインします」「ホームページのサービスインはいつですか?」などと使われます。
カットオーバー
カットオーバーは和製英語で、この言葉もホームページの公開や、ウェブサービスが開始される時に使われます。
例えば「カットオーバーはいつですか?」などと使われます。
主にクライアントと制作会社との間で使われます。
そのためプレスリリースには「新しいサービスが7月7日にカットオーバーします」とは使いません。
最近は「カットオーバー」を使う人をあまり見かけませんが、たまにいらっしゃいます。
年配の方で「カットオーバー」を使う人を見るとベテランかなと思ってしまいます。
ローンチ
ウェブサービスやウェブアプリなどが開始された時につかわれます。
例えば「アプリは7月7日にローンチされます」などと使われます。
どちらかというとプログラムがバリバリ組み込まれたサービスやコンテンツに対して使われます。
そのため、ローンチしてもまだ一部のユーザーだけが使えるケースもあります。
ローンチしたサービスを一般のユーザーにも提供していくことを「ロールアウト」と言います。
例えば「7月7日から段階的にロールアウトしていきます」などと使われます。
本番公開
テスト環境で確認していただいたウェブページを、本番用のサーバに公開する時に使われます。
新しいホームページを公開するときや、修正したページを公開する時などに使われます。
例えば「修正確認しました。本番公開お願いします」などと使われます。
デプロイ
ついでに「デプロイ」についても解説します。
主にプログラム関係で使われることが多い言葉で、開発したプログラムが利用できる状態である時に使われます。
この場合、デプロイされているだけで一般公開されているわけではありません。
例えば「明日の午後イチにはデプロイします」などと使われます。
また、テスト環境(ステージング)から本番環境に移行させる時などにも「デプロイしました」などと使われます。
以上、「サービスイン」「カットオーバー」など、ウェブ業界で使われる少しややこしい用語をご紹介しました。
時代の変化とともに使われなくなる用語もあるので、一般の方にも分かりやすい用語で会話するのが良いですね。