認知的不協和理論
認知的不協和理論(にんちてきふきょうわりろん)とは、知識に矛盾が生ずると、矛盾を解消しようと協和関係を作る心理の一種です。
例えば、「タバコは肺がんになる。体に悪いから止めたい」だが止められない場合に「タバコは、リラックス効果がありストレス解消になる」という考えを持ち出し、不協和を解消して喫煙を続けてしまいます。
商品、サービスなどにネガティブな情報がある場合に、ポジティブな情報を提供することで、利用者の行動を正当化させることができます。
先ほどの例とは逆に「タバコを吸わない人が女性に人気がある」といったポジティブな情報を提供すると「喫煙して女性の人気を得たい」という理想との不協和を解消するために、禁煙へと行動を促すことができます。