WooCommerce:ステータス操作と送信されるメールを徹底解説します
再開発が進む新宿で頑張るウェブディレクターです。WooCommerceで分かりづらい注文ステータスについてご説明します。
WooCommerceの管理画面の「注文ステータス」と、配信されるメール、ユーザー画面について分かりやすくご紹介します。更に管理画面の文言や、メールも編集して分かりやすいWooCommerceを構築します。
商品が売れると、注文画面で「状況(ステータス)」を変更することができます。
「状況(ステータス)」を変更すると、購入者の画面の「ステータス」も連動されて変更されます。
さらに変更した「状況(ステータス)」によって、管理者やお客様にメールが送信されます。
状況(ステータス)の変更を誤ると、お客様に誤ったメールが送信されることになります。気を付けて操作してください。
メールの誤送信を避けるには、商品を発送した時だけステータスを「完了」に変更するのも良いでしょう。
状況(ステータス)とメール配信の関係
管理画面で「状況(ステータス)」を変更すると、ユーザー側の「ステータス」も変わります。また、ステータスに合わせたメールが送信されます。
ステータスがどのように変わり、どのメールが送信されるかをご説明します。
保留中、処理中
ユーザーが商品を購入して、カード決済、Pay決済の場合、すでに支払っているのでステータスは自動的に「処理中」となります。
銀行振込の場合はステータスが自動的に「保留中」となります。つまり入金待ちの状態です。
入金確認後にステータスを「処理中」に変更すると良いでしょう。
「保留中」は「入金待ち」、「処理中」は「入金済み」に日本語ファイルを変更した方が分かりやすいです。
送信されるメール
- オーナー:「新規注文メール」が送信されます。
- ユーザー:「注文保留メール」が送信されます。
支払い待ち
ユーザーが支払い方法で「銀行振込」にした場合に使用するステータスになります。
スキップしても良いでしょう。
完了
商品を発送後にステータスを「完了」に変更します。
送信されるメール
- ユーザー:「完了済みメール」が送信されます
キャンセル
ユーザーがキャンセルした場合、自動的にステータスが「キャンセル」になります。
送信されるメール
オーナー:「キャンセルされた注文メール」が送信されます
払い戻し
払い戻し処理をした後にステータスを「払い戻し」に変更します。
送信されるメール
ユーザー:「払い戻し注文メール」が送信されます
失敗
カード決済やPay決済など、決済処理ができなかった時にステータスは「失敗」となります。
ユーザーは商品を購入できないため、銀行振込に変更して商品を購入する場合もありますが、購入を諦めるユーザーもいます。
送信されるメール
オーナー:「注文失敗メール」が送信されます
日本語翻訳を編集
管理画面やメール本文の日本語訳を編集するには「poファイル」を編集します。
編集方法は下記のページで詳しく解説しています。
お客様へのメールを修正する方法
お客様への送信されるメールテンプレートを編集することができます。
修正する箇所は、お客様の名前の表記です。
メールはFirst Name(名)が表記されるため、お客様の名前が「田中一郎」の場合は「一郎様」と表記されてしまいます。
これを「田中様」とLast Name(姓)が表示されるようにテンプレートを修正します。
メールテンプレートの編集方法
編集したいメールを表示させて「テーマにファイルをコピー」ボタンをクリックします。
テーマファイルの「/woocommerce/emails/」にテンプレートが生成されます。
テンプレートをダウンロードして下記を修正します。
PHP
esc_html( $order->get_billing_first_name()
↓下記に修正
esc_html( $order->get_billing_last_name()
修正したら、アップロードして完了です。
商品の受発注操作で重要な点となりますので、操作の理解やメールをカスタマイズしてちゃんとコミュニケーションできるようにしましょう。